フランス・ワインツアーの感想
シャトー訪問録第4回(Chateau La Croix de Gay)
シャトーの正面。普通の家とさほど違いはないです。こういった家はボルドーの至る所で見かけられる! メドックのシャトー。右の写真と見比べてみてください。同じシャトーでも全く雰囲気が違います。
貯蔵庫の中。ここでワインは18〜24ヶ月間熟成されます。生産量が少ないために中には58個の樽しかありません(一部は地下にある別の場所に保管しているそうです)。
La Croix de Gay はメルロー95%、カベルネフラン5%、Le Fleur de Gayはメルロー100%で作られています。このメルローの比重の高さはポムロールならではです。
醗酵室の隣にある圧搾機。奥には醗酵タンクがあります。収穫も終わり中ではシャトーの人が仕込みをしていました。
団体客用の試飲室。ここでは団体が来た時に接待をしたり、取引業者などを呼んで試飲会を行ったりするのに使われるそうです。それ以外にもセミナーなどもできるようになっています。 個人客用の試飲室。広くはないですが、テーブルに座ってゆっくりと試飲をすることができます。また訪問後にもここでワインを購入する事ができます。
今回試飲したワイン。左がLa Croix de Gay。 ブドウ栽培地の様子。奥に見える林のおかげで風が防がれますので、強風が吹いてもブドウへの影響が少なくなります。
また畑は緩やかに傾斜していますが、このように傾斜した畑では水はけがよいためによいブドウがとれます。
このシャトーには”La Fleur de Gay”という特別なワインがあります。このワインはシャトーペトリュス(Ch Petrus)に隣接しているたった3haのブドウ畑で取れたもののみを使用して造られたワイン。このワインは多くの評論家からも絶賛されており、ますます評価は上がってきています。 シャトーでもこの”La Fleur de Gay”を一番の売り物にはしていますが、”La Croix de Gay”の品質向上も見逃せません。特に近年は出来が良い年が続いているとのこと。
新しく植えられたブドウの樹。長いものでは50年以上ももつものもあります。

畑には多くの小石が見られます。
昔、小麦が育たないやせた土地に仕方なくブドウが植えられました。

普通農産物は栄養の多い土地に植えますが、ブドウはちょっと違います。
栄養の少ない、水はけがよい過酷な土地に植えてこそブドウは栄養や水分を求めて地中深くにどんどんと根を伸ばしていきます。

この若いブドウの樹も必死で栄養や水分を求めて過酷な環境を生き抜いているのでしょうね。
案内をしてくれたリディさん。硬かった表情もポムロールのワインの値段の話の後からはすっかり打ち解け、シャトーの歴史などいろいろと話をして下さいました。
シャトーでのワイン販売価格

La Croix de Gay 750mlサイズ

96年   32ユーロ
97年   26ユーロ
98年   30ユーロ
99年   29ユーロ
00年   34ユーロ(値段は一番高いが品質と比較して一番お買い得だと言われています。)

La Fleur de Gay 750mlサイズ

92年   68.7ユーロ
93年   84.0ユーロ
96年   76.5ユーロ
97年   76.5ユーロ
感想

ポムロールという場所はまだまだ閉鎖的なシャトーが多く、旅行者を受け入れていないところも多くあります。その中でこのシャトーは先駆者的な存在で旅行者の方を快く迎えてくれます。ただしメドックやサンテミリオンと比べてまだまだ訪れる人が少ないために旅行者にとって面白いような工夫等はされていませんので。

今回取上げた”La Croix de Gay”ですが、一番のお買い得はいろいろと調べた結果2000年のものが値段と比較してお買い得だと思います。確かにシャトーの人の話でも2000年は出来が良かったということで、その値段表からも理解できます。
30ユーロはちょっと超えてしまいましたが、たった10haしかない畑からできるのですから、多めに見てください!

ワインはとてもバランスがよく、飲みやすいマイルドな味わいで、飲んだ後にも口の中に長い間余韻が残ります。